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15/1 Moo 1 Soi. Pramahakaroon Tiwanon Rd., T. Baanmai, Pakkret, Nontaburee 11120
08:00~17:00(見学は11:00以降可)
0-2584-4896, 0-2961-5625
0-2961-5305
Prachachuen通りを運河に沿って北上し、ChaengWatthana通りを超え5キロほど先PMCという会社の看板を左折後、300m先を右折
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障害のある動物の家基金(Home For Handicapped Animals Foundation)は、バンコクの旧国際空港であるドンムアン空港の西、ノンタブリー県にあって通称「犬の家」と呼ばれています。
ここでは交通事故や病気などで身体の一部の機能を失ってしまった犬や猫300頭前後とその他の動物を保護・飼育しており、その費用は全て寄付で賄われています。
創始者は元教師のナタポーン女史で、たまたま交通事故にあった犬を引き取り世話をしていたところ、同じように障害を持った動物を持ち込む人が増え、組織として基金を立ち上げ運営するようになったとのことです。
本来は決して観光目的の場所ではありませんが、 このような施設がタイ・バンコクの近郊にあることを知って頂きたいのと、彼らが今でも援助を必要としていることを知って頂きたく取材をして来ました。
数年前に日本のテレビ番組でも取り上げられたことにより日本から多くの寄付が寄せられたため施設も改善され、動物たちだけでなくここで働く職員たちにとってもかなり環境が改善されましたが、餌代だけでもかなりの金額を必要とするため、現在でも常に寄付を募っています。
敷地内の犬舎に入って行くと、ケガを負わせられた脅えからか外部の人間に対し過激に反応する犬も居れば、逆に人が好きで尻尾を大きく振って大歓迎してくれる犬も沢山います。不自由になった身体でも精一杯生きようとしている彼らを見ると自然と涙がこぼれ、激励に来たはずなのに逆に勇気と元気を貰ったような気がしてなりませんでした。
職員たちの懸命な作業により、多少動物の臭いはありますが、決して不衛生な状態ではなく、犬たちも定期的にシャンプーをしてもらったり快適に暮らしているようです。基本的にタイの犬が殆どですが、中にはセントバーナードやレトリーバーなどといった洋犬の姿も見られます。元々は誰かに飼われていたのでしょうが、何らかの理由により捨てられてしまったものも居るようです。
またこの犬たちから産まれた元気な子犬もいて、身元の確かな人には譲ってくれることも出来るとのことです。
事務所の開設時間は朝8時から夕方5時までですが、見学可能な時間は午前11時以降とのことで、また見学に来られる場合は下記のものをお持ち頂きたいとのことでした。
●お米
●ドッグフード
●キャットフード
●香取線香
事務所内ではTシャツや小物の販売も行っており、寄付を募るための募金箱は登録をすれば無料で分けて貰えます。集まった募金はタイ国内の銀行口座に振り込んで頂ければ施設に届くようになっています。
また施設発行のカードを持ってセブンイレブンに行けば何時でも好きな金額だけ寄付が可能とのことです。
最後にこの施設への行き方ですが、バンコク市内からPrachachuen(プラチャチューン)通りを北上し、右手に運河を見ながらChaengWatthana通りを超え、5キロほど行くと左手にGreen Star というゴルフの練習場があり、その先にPMCという会社の看板があるのでこれを左折、200mほど直進すると高速道路の高架をくぐりますので、さらに100m先の角を右折します。施設はPMC CARDという会社の向かいにありますので、ここを目標にすると良いでしょう。
このような施設がもっとタイに増えてくれることを祈って止みません。