タクシー利用 | タイ語住所必須 | 現金(Cash)のみ | 博物館・展示場
Arun Aumarin Rd., Siriraj, Bangkoknoi, Bangkok 10700
9:00~17:00 休日は12月31日、1月1日、ソンクラーン
0-2424-0004
Arun Anarin道路24(Arun Amarin橋脇)
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王室御座船博物館はバンコクの西、トンブリ地区シリラート病院の隣、バンコクノーイ運河を挟んだところにある国立の博物館で、タイ国王の生誕記念や国家行事など数年に一度行われるロイヤルバージプロセッションの際にチャオプラヤー川上を走る王室の船が管理されています。
実際のロイヤルバージプロセッションでは52隻の船が航行しますが、ここにはその内実際に王家の人が乗船する4隻の御座船とこれを補佐するエスコート船4隻が保管されており、一般公開されるための博物館であると同時に手入のためにタイ国海軍の管理下にあるドックでもあります。
ここに展示される船には一隻ごとに写真入りの説明書が付いており、全長、全幅、全高の諸元データに加え漕ぎ手の人数及びクルーの数、簡単な歴史と名称が記載されています。
いずれの船も非常に美しい装飾が施されていますが、最も勇壮な船は1911年にラマ6世により建造されたヒンドゥー教の神「ブラフマー」の乗り物であるホングを船首に抱くSuphannahongse(スパンナホン)号と、1996年に現国王のラマ9世王により建造されたNarai Song Suban(ナラーイソンスバン)号の2隻でしょう。
Suphannahongse号は全長46,15m、50名の漕手と14名のクルーを要し、一方Narai Song Suban号はインド神話に登場する火の鳥「ガルーダ」とその上に乗ったヒンドゥー教の神「ヴィシュヌ」を船首に抱き全長44,30m、同じく50名の漕手と14名のクルーで航行しいずれも現国王の専用船となっています。 近くで見れば見るほど精緻な彫刻と美しい装飾で飾られ人の目を惹きつけて止みません。
また全ての船の船首にはこれら王家の船が戦争に使用された際のなごりで、大砲を据え付けるための穴が設けられています。
これらの船が一同に集結するロイヤルバージプロセッションにはチャオプラヤ川の流域に特別席が設けられ多くの人がこの一大行事を見るためにバンコクを訪れ、またテレビ中継も行われるのが常となっています。
その他館内には第二次世界大戦で砲撃を受け大破した船の一部や部品なども展示され、歴史の一部を垣間見ることも出来ます。
残念ながら実際に水上を走る姿を見れるのは数年に一度ですが、船だけならば何時でも見に来ることができます。
行き方はタクシーを利用するのが最も簡単ですが、正確な場所はシリラート病院の裏手を走るArun Amarin道路を北へ向かいバンコクノーイ運河を渡るArun Amarin橋の横に入口があります。大変狭くローカルな小道を300メートルほど進みますが、Royal Berge Museumの看板が出ていますので迷わずに行くことが出来るでしょう。
入館料は見学だけならば30バーツ、写真を撮る場合入館料を含め100バーツ、ビデオ撮影の場合は同じく200バーツが必要です。