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Ayodhya Linksはバンコクの北約70km、古都アユタヤの手前に位置する18ホールパー72 7,600ヤードオーバーの距離の長いゴルフコースでアヨダヤ リンクスと発音します。
完全メンバーシップ制のため、ビジターはメンバー同伴でなければプレイすることが出来ず、またビジターは1組3までに限定されているため4名以上のビジターがプレイする場合は2人以上のメンバーと一緒にラウンドすることが必須条件となっています。残念ながら当COOLバンコクでも予約は承ることができませんので、プレイを希望される方はメンバーシップを取得するか、メンバーを探して同伴して貰う以外に方法はありません。
元来は起伏の極めて少ない平坦なアユタヤの土地にあった沼地の水を抜き取り、盛り土をすることによりかなりの高低差と起伏を生み出しています。2007年に完成、未だそれほど長い年月が経っていないにも関わらず、太く高く茂った木々が多いことから、恐らく成長した木を植樹したものであろうと思われ、それだけでもかなりの資金が費やされていることは想像するに難しくありません。
36ホール以上建設可能な面積の土地に18ホールのみを造成、1ホール1ホールが充分な広さを持っている上、レイアウトも多彩で、通常のゴルフコースでは7分から8分おきにスタートさせるところを15分間隔の最大4名でしかスタートさせないこのコースでは前後に他人の姿を見ることが無く、まるで貸切ゴルフコースであるかのような錯覚に陥ります。
またホールとホールの繋がりも良くカートが必須なこともあり、18ホールの所要時間はほぼ4時間ぴったりで終了します。
コース全体の特徴は波のようにうねった傾斜のあるフェアウェイが多く、第二打以降はフラットなライで打てる機会が極めて少ないため、芯を外しボールを曲げてしまったり、想定した飛距離が出なかったりする確立が高くなります。
また池やバンカーなどのハザードの配置も絶妙で、しかもハザード周辺の芝が刈り込まれているため、ほんの少しのコントロールミスでもハザードに捕まる率が高くなっています。
グリーンはかなり大きな1グリーンで一見するとフラットのように見えますが、全体に傾斜が付けられている上更に必ず稜線がある2段グリーンとなっています。
スティンプメーター10.3以上の速さを持つ高速グリーンですので、下りではするすると滑るように距離が出てしまいますが、上りでは中々重く場所によっては上りきらなかった場合、元の位置まで戻ってきてしまうほど難易度の高いグリーンです。このためスタート前に練習グリーンでタッチを充分に掴んでおくことが重要です。
ティグランドから見る風景とフェアウェイを進むうちに目に入る風景が異なり、景観を眺めているだけでも楽しい、ワクワクさせてくれるレイアウトになっています。
最後にメンテナンスに関してですが、1日に僅か20組しかラウンドさせないこともあって2011年に洪水に見舞われ、芝が全滅したのが嘘のような素晴らしいコンデイションで、キャディもフェアウェイのボールマークでさえも修復する教育を受けているらしく最高と言えるレベルの状態です。、
大雨の中でもゴルフカートがフェアウェイに乗り入れ可能なほど排水処理施設が充実していることもあり、少々の雨では晴天と殆ど変わらないコンディションでプレイを楽しむことが出来ます。
また無農薬でコンディション管理をしていることもあり、匂いも無く水も澄んでいるので、数多くの野鳥が飛来し、クラブハウス2階の通路にはこの場所で見られる野鳥の絵が掲示されているほどです。
駐車場がクラブハウス地下にあるため、プレイヤーは雨でも濡れずに
クラブハウスへ入ることが出来る、そんな拘りを持って作られたアヨダヤリンクスは2015年度のUSゴルフマガジン誌の「世界ベスト100ゴルフコース」の76位に東南アジアのゴルフコースとして初めて選ばれました。
以前から噂にあがるコースではありましたが、情報量も乏しく、今回幸いにもプレイをする機会に恵まれましたので、コンテンツを作成致しました。
※メンバー経由でしか予約を取れません。COOLバンコクでも予約は承ることができません。